耐えられなくなったので「かにしの」再プレイ開始。
僕は読み終わった本とかやり終わったゲームとかをどんなに気に入ってもすぐに再プレイとかはしない人なのですが、今回ついに例外が出てしまったわけで。
一度読んだ文章をすぐ読むってのは僕にとって苦痛でしかなかったのだけど、なぜかこれは未だに気持ちいいばかり。
とりあえずはみやびと殿子を。後はテンション次第で。
幸せはまだ続いている。汝等此処より入りたるよ?
「TOY JOY POP」@浅井ラボ 読了
浅井節が炸裂しまくりな作品。
なんだろう、この会話の節々に溢れてる黒いものは。
ウィットに富んだというのだろうか。とにかく真似できるのものではないなー。
どこまでも暗く、停滞してたりするのだけど、表面上は大きく動いているかな? という感じの作品。
どこか壊れた人が集まって、どこか壊れたことをしてみたけど、日常はそんなに変わりませんでしたよ、とかそんな感じの話。
やっぱ浅井ラボは大好きだなー。全くお勧めできないけど。
「ロクメンダイス、」@中村九郎 読了
溢れ出る感情を文章にして並べたら小説になりました、みたいな話。「ピーターパン・エンドロール」のアレみたいな。
一つ一つ溢れ出ている文章があまりに綺麗なので、技術とか云々とかを話すのがバカらしくなるくらい。
桑島由一みたいに青臭いことを一生懸命考えて文章を書けるってのは凄くうらやましい才能だと思う。正直かなり欲しい。
恥ずかしくなるくらいがちょうどいい。
この人にはこのまま突っ走ってもらいたい限り。
これも全力でお勧めできない。売れないんだろうなー。でも好き。
「ドミノ」@恩田陸 読了
こーゆーいろいろな人が折り重なって一つの事件に収束ーみたいな話は僕の中の大傑作「街」と「ラッシュライフ」があるので、そこまで高い評価にはならないけど面白かったなー。
なんせ人数が多いし。よく管理できるよなー。感服するばかり。
映像で観ると面白いかも、と思う。完全にノンストップで。
面白くするのはそれなりに難しいだろうけど、ぴったり重なったときは凄い傑作になるんじゃなかろうか。
あとダリオの正体はハムスターだと信じながら読んでいた。
やっべダリオ超かわいいとか思いながら読んでたので、正体を知ったときはちょっと衝撃を受けましたよ?